韓国 日本 病院 予約と診療システムの違いを在住14年のパパが徹底比較

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韓国 vs 日本 — 病院の予約と診療システム、ここまで違います

韓日比較シリーズ · 2026年5月更新

「韓国 日本 病院」の利用方法や医療システムには、実は大きな違いがあります。日本在住14年、2人の子どもを育てた実体験をもとに、そのリアルな違いを徹底比較します。

韓国に一時帰国したとき、少し体調が悪くなりました。近くのクリニックにふらっと入って受付をして、30分ほど待ったら診てもらえました。日本に戻ってから改めて思ったんです。「日本だったらまず予約の電話からだったな」と。日本に14年住み、2人の子どもを育てながらいろんな病院にお世話になってきました。韓国と日本の医療のしくみは、健康保険という大きな枠組みは似ていても、実際の使い勝手はかなり違います。その違いを実体験をもとにお伝えします。

韓国vs日本 病院の予約と診療システムここまで違います

📋 目次

  1. 韓国と日本の医療制度・基本構造
  2. 予約方法の違い — 当日受診 vs 予約制
  3. 健康保険の自己負担額を比較
  4. 薬の処方方法の違い
  5. 子どもの病院 — 小児科のはなし
  6. 14年パパのリアルなアドバイス
  7. まとめ

1. 韓国と日本の医療制度・基本構造の違い

両国とも全国民が健康保険に加入する仕組みを持っています。表面的には似ていますが、運営方式や日常的な使い方にはかなりの差があります。

項目 🇰🇷 韓国 🇯🇵 日本
保険の種類 国民健康保険(一元化) 健康保険組合・国民健康保険
(複数並存)
自己負担割合 原則30%
(65歳以上は10〜20%)
原則30%
(6歳未満・70歳以上は10〜20%)
医院・病院の区分 1次(診療所)→ 2次(病院)
→ 3次(大型病院)
診療所(クリニック)→ 病院
→ 大学病院
夜間・週末診療 夜間・週末営業のクリニック多数 ほとんど平日のみ
夜間・週末は救急病院に限定
処方方式 医薬分業(2000年〜) 院内処方・院外処方が並存

2. 予約方法の違い — 当日受診 vs 予約制

韓国と日本の病院利用で最も大きく感じる違いがここです。韓国は予約なしで当日受診が基本ですが、日本は事前予約が原則のクリニックが多いです。

項目 🇰🇷 韓国 🇯🇵 日本
基本的な受診方法 当日飛び込みで受付・待機が基本 事前予約が原則
(当日予約可能なところもあり)
予約方法 アプリ・電話・ネット(便利) 電話が主流
(一部アプリ・ネット予約あり)
待ち時間 当日受診で30分〜数時間 予約時は比較的短い
当日飛び込みは断られることも
診療時間 平均5〜10分 平均5〜15分
(説明が比較的丁寧)
週末・夜間受診 夜間・週末営業のクリニック多い ほとんど平日昼間のみ
週末診療は限られる

✏️ 日本在住14年の体験談 ① — 予約という壁

日本に来て最初の頃、子どもが急に熱を出したとき、いつものように近所のクリニックへ行ったら「予約がないと今日は診られません」と言われました。韓国なら番号札を取って待てばよかったのに、と思いながら、あちこち電話をかけてようやく診てもらえる病院を見つけました。コツは、診療開始時間の少し前に電話して当日予約を取ること。それを覚えてからは、かなりスムーズになりました。

3. 健康保険の自己負担額を比較

両国とも基本的な自己負担割合は3割で同じです。ただし、実際に窓口で払う金額はかなり異なります。診察料や検査料の基準単価そのものが違うからです。

項目 🇰🇷 韓国 🇯🇵 日本
基本自己負担割合 3割 3割
風邪の診察費(3割負担) 約5,000〜15,000ウォン 約1,500〜3,000円
小児科の診察費 約10,000〜20,000ウォン 約2,000〜4,000円
(自治体補助で無料〜少額が多い)
子どもの医療費 一部の自治体が補助 ほとんどの自治体が無料補助
(東京都は中学卒業まで)
高額医療費の保護 本人負担上限制 高額療養費制度
(月の上限超過分を還付)

✏️ 日本在住14年の体験談 ② — 3割負担でも金額が全然違う

両国とも自己負担は3割なのに、なぜ窓口で払う金額が違うのかと最初は不思議でした。理由は診察料の基準単価そのものが違うから。韓国の風邪診察は3割負担でも5,000〜15,000ウォン程度かかりますが、日本は1,500〜3,000円程度に収まることが多いです。子どもが2人いると病院に行く回数も多くなりますが、月の負担が決まっているので安心して連れていけるのは本当に助かりました。

4. 薬の処方方法の違い

韓国は2000年から医薬分業が実施されており、病院の処方箋を薬局に持っていく流れが定着しています。日本は院内処方(病院で直接薬をもらう方式)と院外処方(薬局でもらう方式)が並存しています。

項目 🇰🇷 韓国 🇯🇵 日本
処方方式 病院処方箋 → 薬局 院内処方または院外処方
(病院によって異なる)
薬局の場所 病院近くの薬局ならどこでも 院外処方の場合は門前薬局が主流
(処方箋の有効期限は4日間)
市販薬(OTC) 薬局・一部コンビニで販売 薬局・ドラッグストアで幅広く販売
(種類が非常に豊富)
調剤待ち時間 平均10〜20分 平均15〜30分
(服薬説明が丁寧)

✏️ 日本在住14年の体験談 ③ — ドラッグストアという選択肢

日本のドラッグストアは最初、品揃えに驚きました。韓国では処方箋なしには手に入らないような薬が、ドラッグストアで普通に並んでいます。胃腸薬、風邪薬、アレルギー薬と種類も豊富で、薬剤師に相談しながら選べます。子どもの軽い鼻水や咳くらいなら、わざわざ小児科に行かずドラッグストアで解決することも多くなりました。病院の予約が取れない週末などは特に助かっています。

5. 子どもの病院 — 小児科のはなし

2人の子どもを育てながら、小児科には本当によくお世話になりました。日本の小児科を使ってみて、韓国と違うと感じた点をまとめます。

1かかりつけ医を作っておくことが基本

日本では、自分の健康状態をよく把握してくれるかかりつけ医を持つことが一般的です。子どもが具合が悪くなったときはいつも同じ小児科に行き、病歴を共有していく形です。韓国のように複数の病院を自由に使い分けるより、一つの病院に継続して通う文化が根強いです。

2朝イチの電話で当日予約を取るのがコツ

開院時間の少し前に電話すると、当日予約が取れることが多いです。開院後に電話するとすでに埋まっていることもあるので、早めの電話がポイントです。最近はアプリで予約を受け付ける小児科も増えています。

3説明が丁寧で安心感がある

日本のお医者さんは、診断の内容や薬を出す理由を比較的丁寧に説明してくれます。韓国の病院がスピーディーな診療を重視するとすれば、日本は説明とコミュニケーションに時間をかける印象です。外国人として日本語の説明をすべて理解するのは最初は大変でしたが、わからないことを正直に聞き直すと、丁寧に答えてもらえました。

4夜間・週末の小児科は限られている

韓国は週末でも診てくれる小児科がかなりありますが、日本は週末・夜間の小児科診療がとても限られています。夜間や週末に子どもが急に具合が悪くなったら、自治体が運営する小児救急当番病院を探す必要があります。まず#8000(小児救急電話相談)に電話すると、医師や看護師が対応してくれます。

6. 14年パパのリアルなアドバイス

① 引越し後は元気なうちにかかりつけ医を探しておく

内科・小児科・歯科は、引越し後に体調がよいときに一度受診して、かかりつけとして登録しておくことをおすすめします。具合が悪くなってから初めて行く病院を探すと、予約も取りにくく時間もかかります。

② 子どもがいる場合は医療証を必ず申請する

お子さんがいる場合、市区町村役所で「医療証」を発行してもらうと、子どもの医療費を自治体が負担してくれます。引越し直後や出生直後に申請しないと遡及適用されない場合があるので、できるだけ早く申請しましょう。

③ #8000を覚えておく

夜間に子どもが急に具合が悪くなったとき、#8000に電話すると小児科医や看護師が電話相談に乗ってくれます。病院に行くべきかどうかの判断に非常に役立ちます。無料で利用できます。

④ 軽い症状はドラッグストアの薬剤師に相談してみる

日本のドラッグストアの薬剤師は思ったより専門的です。軽い風邪・頭痛・胃腸の不調くらいであれば、ドラッグストアで相談して薬を購入することで、時間と費用を節約できます。

7. まとめ

韓国と日本の医療制度は、健康保険という大きな枠組みは似ていても、日常的な使い勝手にはかなりの差があります。両国とも自己負担は3割ですが、診察料の基準単価が違うため窓口で払う金額は異なります。韓国の当日受診文化に慣れていると、日本の予約制には最初戸惑うかもしれません。

ただ慣れてくると、日本の医療環境もなかなか良いと感じます。子どもの医療費補助が手厚く、かかりつけ医との継続的な関係が持てる点は安心感があります。事前に知っておくだけで、いざというときの行動がずいぶんと変わってきます。

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