20〜30代の一人暮らしの服・美容代(月平均)
13,006円
女性は男性の約3倍。手取り20万円なら、同年代と同じ割合で女性は月約1.6万円、男性は月約4,200円が目安です。
21,058円
6,856円
6,013円
データ:総務省「家計調査」2025年平均(単身世帯・34歳以下の「被服及び履物」+「理美容サービス」+「理美容用品」)。
身近な実例:1回1万円超だった美容院代が、1,300円に(運営者自身の話)
10年前の私は、美容院に2か月に1回ほど通っていました。カットとシャンプーに指名料、ときどき炭酸スパやパーマも付けて、1回あたり1万〜1万5千円ほど。月にならすと5,000〜7,500円です。
今は短い髪のほうが楽で、カットだけにしていたころ、ためしに1,000円カットに行ってみました。待ち時間はほとんどなく、カットは10分ほど。担当する人によって仕上がりの差は大きいものの、思っていたより悪くありませんでした。物価が上がって今は1,300円になりましたが、そのまま通い続けていて、1回の美容院代はおよそ10分の1になりました。
今回の集計では、20〜30代(34歳以下)の一人暮らしの美容院・理容代は平均で月3,279円。10年前の私の月5,000〜7,500円は、その1.5〜2.3倍にあたります。一方で、統計全体では20〜30代の美容代は10年前より45%増えています。美容院代は「どこで、何を頼むか」で1回1万円前後も変わるので、平均と比べる前に、自分の「1回の金額」と「通う間隔」を確かめてみてください。
服、美容院、化粧品。どれも毎月必ず払うお金ではないので、1か月にいくら使っているか、意外と把握していない人が多いのではないでしょうか。
最新の総務省「家計調査」(2025年平均)を当サイトで集計すると、20〜30代(34歳以下)の一人暮らしの服・美容代は、平均で月13,006円でした。ただし男女で大きく違い、女性は月21,058円、男性は月6,856円です。
この記事でわかること
- 服・美容代の中身(服・靴・美容院・化粧品)の男女差
- 手取り別の服・美容代の目安
- 10年前と比べて、何が増えて何が減ったか
- 服・美容代を見直すときのポイント
服・美容代の中身を男女で比べる

品目ごとに見ると、女性がいちばん多く使っているのは服で月8,339円、次いで美容院・エステなどが月5,444円、化粧品が月4,379円です。男性は服が月3,384円、美容院・理容などが月1,623円で、化粧品は月357円でした。男女の差がとくに大きいのは化粧品(約12倍)と美容院・エステなど(約3.4倍)です。
女性の美容院代は「カット以外」が大きい
女性の美容院・エステなどの月5,444円のうち、カット代は787円、パーマ代は521円です。いちばん多いのは「他の理美容代」の月4,134円で、カット代の約5倍あります。家計調査では、エステ、ヘアカラー(毛染め)、セット代、着付け・メイク代などがここに入ります。美容院でカットと一緒にカラーをすると、カラーの分はこちらに入るため、「美容院代」の実感に近いのはカット代とこの品目の合計です。
通説:「おしゃれにいちばんかかるのは服」→ 実際:女性は美容のほうが多い
用途別の合計で見ると、20〜30代の一人暮らし女性は、服・靴に月9,008円、美容(美容院などのサービスと化粧品などの用品)に月12,050円使っていて、美容のほうが3,000円ほど多くなっています。男性は服・靴が月3,731円、美容が月3,125円で、服・靴のほうが少し多めでした。
なお、家計調査の「美容」には、シャンプー、石けん、歯ブラシ、歯磨き、ドライヤーなども含まれます(グラフの「シャンプー・石けんなど」)。女性で月2,500円、男性で月1,181円です。
手取り別の服・美容代の目安
20〜30代の働く一人暮らしが手取り(可処分所得、ボーナスを含む月平均)に対して服・美容に使っている割合は、女性が8.0%、男性が2.1%です。この割合を当てはめると、手取り別の目安は次のとおりです。
| 手取り(月) | 女性 | 男性 |
|---|---|---|
| 18万円 | 約1.4万円 | 約3,800円 |
| 20万円 | 約1.6万円 | 約4,200円 |
| 22万円 | 約1.8万円 | 約4,600円 |
| 25万円 | 約2.0万円 | 約5,200円 |
平均の金額は、手取りが女性で約27万円、男性で約34万円ある人たちの数字です。手取り20万円の女性が平均どおり月21,058円使うと、手取りの約11%になります。
10年前より服は25%減り、美容は45%増えた

20〜30代の一人暮らしの月平均を、2015〜17年と2023〜25年の3年平均どうしで比べると、服・靴は8,989円から6,756円へ25%減り、美容は5,348円から7,739円へ45%増えました。男女別に見ても、服・靴は男女とも約25%減り、美容は男性が68%、女性が28%増えています。服を買う額を抑えて、美容院やスキンケアにお金を回す流れが数字に表れています(物価の上昇分を含む名目値です)。
服・美容代を見直すときの3ステップ
- 「服・靴」「美容院」「化粧品」「シャンプーなど」に分ける
ひとまとめにすると、どこで増えているのかが分かりません。シャンプーや歯磨きなどの日用品は、目安と比べるときに別にしておくと分かりやすくなります。 - 美容院は「カット以外」を確認する
女性の平均では、カット代(月787円)よりカラーやエステなどの「他の理美容代」(月4,134円)のほうがずっと多くなっています。1回あたりのメニューを見直すと、金額が大きく変わります。 - 服はシーズンごとの年額÷12で考える
服は買う月と買わない月の差が大きい出費です。1年分を合計して12で割り、手取り別の目安と比べてください。
注意:平均は「手取り約27万円の女性」の数字です
20〜30代の一人暮らし女性の平均(月21,058円)は、手取りが平均で約27万円ある人たちの金額です。手取り20万円なら、同じ割合で月約1.6万円。平均と同じだけ使うと、手取りの約11%になり、貯金や他の出費を圧迫しやすくなります。毎月いくら残せているかは貯金の記事で比べられます。
目安が当てはまらないケース
- 仕事で服装の決まりがある人:スーツや制服が必要な職場か、私服の職場かで、服代は大きく変わります。
- 縮毛矯正やネイルなど、定期的な施術がある人:1回の金額が大きい施術を続けている場合は、平均より高くなって当然です。年額で把握しておくと安心です。
- 最近の物価上昇:2025年の平均なので、その後の値上がりは反映されていません。
データの読み方メモ
合計・男女・手取り比・10年前との比較は用途別(被服及び履物+理美容サービス+理美容用品)、内訳のグラフは品目別の年間支出を12で割った月額です(品目別は人へのプレゼント分を含むため、女性で月21,616円、男性で月7,093円と少し多くなります)。「他の理美容代」の範囲は総務省「収支項目分類及びその内容例示」によります。34歳以下の一人暮らしは67世帯(女性23世帯、男性44世帯)の家計簿をもとにした推計で、年ごとのぶれが大きいため、10年前との比較は3年平均どうしで行いました。学生の一人暮らしは調査の対象外です。
よくある質問
Q. 一人暮らしの服代は月いくらが普通ですか?
20〜30代の一人暮らしでは、服・靴で月6,013円です。女性は月9,008円、男性は月3,731円でした。
Q. 美容院代はみんな月いくら使っていますか?
20〜30代の一人暮らし女性では、カット・パーマ・カラー・エステなどを合わせて月5,444円、男性は理髪・カットなどを合わせて月1,623円です(品目別)。
Q. 化粧品代の平均はいくらですか?
20〜30代の一人暮らし女性で月4,379円、男性で月357円です。化粧水・乳液・ファンデーション・口紅などの合計で、シャンプーや石けんは含みません。
Q. 学生の一人暮らしも含まれますか?
含まれません。家計調査は「学生の単身世帯」を対象外にしています。
まとめ
- 20〜30代の一人暮らしの服・美容代は月13,006円。女性は月21,058円で、男性(月6,856円)の約3倍
- 手取り20万円なら、同年代と同じ割合で女性は月約1.6万円、男性は月約4,200円が目安
- 女性は服より美容のほうが多く、美容院代はカット以外(カラー・エステなど)が大きい。10年前より服は25%減り、美容は45%増えた
まずは先月の服・美容代を「服・靴」「美容院」「化粧品」「シャンプーなど」の4つに分けて書き出してみてください。
データの出典と集計方法
- データの基準年:2025年(2026年10月時点で公表されている最新の年平均)
- 出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編)」単身世帯 詳細結果表 第2表(男女・年齢階級別 収入と支出)・第10表(男女・年齢階級別 品目別支出金額)(e-Stat)。品目の範囲は総務省統計局「収支項目分類及びその内容例示(2025年1月改定)」
- 手取り別の目安は、34歳以下の勤労単身世帯の(被服及び履物+理美容サービス+理美容用品)÷可処分所得を各手取り額に掛けた当サイトの計算です。「美容院・エステなど」=理髪料+パーマネント代+カット代+他の理美容代、「化粧品」=化粧クリーム・化粧水・乳液・ファンデーション・口紅・ヘアカラーリング剤・他の化粧品、10年前との比較(3年平均)も当サイトの集計です。グラフ・表も当サイトが作成しています。
- 最終確認日:2026年10月28日