20〜30代の一人暮らしの冬の光熱費(電気・ガス・水道、月平均)
9,194円
冬に1万円前後は平均的。約1.4万円を超えたら、平均の1.5倍以上です。
8,291円
6,206円
13,333円
データ:総務省「家計調査」単身世帯・34歳以下。冬=2026年1〜3月に支払った額(最新)、1年の平均・夏・全年代=2025年。
運営者の実体験:家賃が2,000円安い部屋で、ガス代が月9,000円に
留学生として日本で暮らし始めたとき、最初の部屋には、家賃が2,000円ほど安いプロパンガスの物件を選びました。ガスはそれほど使わないだろうと思ったからです。
ところが実際に暮らしてみると、ガス代は月9,000円ほど。シャワーは毎日1回、湯船につかるのは週2回ほど、昼と夜の食事を家で作るくらいの使い方でした。同じくらい使っている友人は4,000円を少し超える程度だと聞いて、本当に驚きました。
家賃で浮いた2,000円よりも、ガス代の差のほうがずっと大きかったのです。
部屋選びではつい家賃に目が行きますが、光熱費は住まいの条件でも大きく変わります。電気代、ガス代、水道代は、一つひとつは数千円でも、合わせると月1万円近くになることも。「一人暮らしで光熱費1万円は高いの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
最新の総務省「家計調査」を当サイトで集計すると、34歳以下の一人暮らしが冬(2026年1〜3月)に支払った光熱費は、平均で月9,194円でした。冬に1万円前後なら、同世代の平均とほぼ同じです。一方、1年の平均は8,291円、夏(2025年7〜9月)は6,206円で、季節によって約3,000円の差があります。
この記事でわかること
- 20〜30代の一人暮らしの光熱費(季節別・1年の平均)
- 電気・ガス・水道の内訳と、プロパンガスの割合
- 地域や性別で光熱費はどれくらい違うか
- 光熱費の払いすぎを見つける3つのステップ
季節別:冬は夏より約3,000円高い

| 支払った時期 | 光熱費の合計 | うち電気 |
|---|---|---|
| 2026年1〜3月 最新の冬 |
9,194円 | 5,523円 |
| 2025年1〜3月 | 8,759円 | 5,241円 |
| 2025年4〜6月 | 7,950円 | 4,276円 |
| 2025年7〜9月 | 6,206円 | 3,689円 |
| 2025年10〜12月 | 7,266円 | 4,368円 |
※34歳以下の単身世帯、1か月あたりの平均。家計調査は「支払った月」で集計しているため、1〜3月の金額はおおむね前年12月〜2月に使った分です。
光熱費がいちばん高いのは冬、いちばん安いのは夏です。冬は暖房で電気を多く使ううえ、お湯を使う量も増えるため、電気とガスの両方が上がります。2026年1〜3月の支払いには国の「電気・ガス料金支援」による値引きも一部含まれているので、支援がない冬はこれより高くなる可能性があります。
内訳:半分以上は電気。ガス代の4割はプロパンガス

34歳以下の一人暮らしの光熱費8,291円(1年の平均)のうち、電気が4,569円(55%)と半分以上を占めます。ガスは2,323円、水道は1,341円です。
ガス代を種類別に見ると、都市ガスが月1,356円、プロパンガスが月967円で、ガス代の約42%がプロパンガスでした。プロパンガスは、同じ量を使っても都市ガスより料金が高くなりやすいと言われています。冒頭の運営者の例のように、家賃の安さがガス代で帳消しになることもあります。部屋探しのときは、家賃だけでなく「ガスの種類」も確認しておくと、入居後の光熱費の見当がつけやすくなります。
地域・男女でどれくらい違う?
地域:北海道・東北は1.7万円台、大都市は1.1万円台
| 地域(全年代) | 光熱費(1年の平均) |
|---|---|
| 北海道・東北 | 17,526円 |
| 北陸・東海 | 14,180円 |
| 中国・四国 | 13,878円 |
| 九州・沖縄 | 12,988円 |
| 近畿 | 12,492円 |
| 関東 | 12,158円 |
地域別の数字は全年代の平均なので、20〜30代より高めに出ています。北海道・東北は、電気・ガス・水道に加えて灯油などの燃料代がかかるため、ほかの地域より大幅に高くなっています。また、大都市(政令指定都市と東京都区部)の光熱費は11,611円で、中都市(14,434円)や小都市・町村(14,780円)より低めです。
男女:女性のほうが少し高い
34歳以下の一人暮らしでは、男性が月7,894円、女性が月8,801円でした(1年の平均)。差の多くは水道とガスで、お風呂やシャワーなど、お湯の使い方の違いが表れていると考えられます。ただし、34歳以下の女性は23世帯の平均なので、目安として見てください。
この10年の変化:2023年がピーク、2025年は少し下がった

34歳以下の一人暮らしの光熱費は、2015年の7,248円から2023年には10,119円まで上がりました。その後は下がり、2025年は8,291円です。それでも2015年より約14%高い水準です。
光熱費の払いすぎを見つける3つのステップ
- 電気・ガス・水道を「合計」で比べる
オール電化の家は電気代が高い分ガス代がかからないなど、住まいによって配分が違います。まずは3つの合計で、同世代の平均(冬は約9,200円、1年の平均は約8,300円)と比べましょう。 - 水道代は「1か月分」に直してから比べる
水道代は2か月に1回の請求が多いので、請求額を2で割ってから比べてください。2か月分をそのまま足すと、光熱費が実際より高く見えてしまいます。 - 平均の1.5倍を超えたら、ガスの種類と契約を確認する
冬に約1.4万円を超えていたら、同世代の平均の1.5倍以上です。プロパンガスかどうか、電気の料金プランが使い方に合っているかを確認しましょう。電気の料金プランについては、冬の電気代の記事で運営者の実例を紹介しています。
データの読み方メモ
34歳以下の一人暮らしのデータは、約60〜70世帯の家計簿をもとにした推計です。四半期ごとの数字は上下しやすいため、目安として見てください。ガスの種類別(都市ガス・プロパンガス)の金額は、家計調査の品目別の年間支出を12で割った値で、それぞれのガスを使っていない世帯も含めた平均です。地域別の数字は全年代の平均です。学生の一人暮らしは調査の対象外です。
よくある質問
Q. 一人暮らしで光熱費1万円は高いですか?
冬なら、20〜30代の一人暮らしの平均(9,194円)とほぼ同じです。夏(平均6,206円)や1年の平均(8,291円)と比べると少し多めです。季節を合わせて比べてください。
Q. 光熱費の中でいちばん高いのは何ですか?
電気代です。34歳以下の一人暮らしでは、光熱費の55%を電気代が占めています。
Q. プロパンガスの家は光熱費が高くなりますか?
一般に、同じ量を使っても都市ガスより料金が高くなりやすいと言われています。部屋を選ぶときは、ガスの種類も確認しておくと安心です。
Q. 学生の一人暮らしも含まれますか?
含まれません。家計調査は「学生の単身世帯」を対象外にしています。
まとめ
- 20〜30代の一人暮らしの光熱費は、冬に平均9,194円、1年の平均は8,291円。冬に1万円前後は平均的
- 光熱費の55%は電気代。ガス代の約42%はプロパンガスで、部屋選びのときにガスの種類も確認したい
- 冬に約1.4万円を超えたら平均の1.5倍以上。ガスの種類と電気の料金プランを見直す
まずは直近の請求書を並べて、電気・ガス・水道の1か月分の合計を出してみてください。
データの出典と集計方法
- データの基準年:2025年(年平均)。季節の比較には、最新の四半期データ(2026年1〜3月)も使用
- 出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編)」単身世帯 詳細結果表 第2表(男女・年齢階級別、年平均および四半期)、第3表(都市階級・地方別)、第10表(品目別、都市ガス・プロパンガス)。2015〜2024年の推移は各年の第2表(e-Stat)
- 金額はすべて1世帯あたり1か月の平均(名目値)で、家計調査の「支払った月」の基準です。「光熱費」は家計調査の「光熱・水道」(電気代・ガス代・他の光熱・上下水道料)です。
- 「プロパンガスの割合」「払いすぎライン(冬の平均の1.5倍)」は、公式データをもとに当サイトが計算しました。グラフ・表も当サイトが作成しています。
- 最終確認日:2026年10月20日